江戸中期の出版界の風雲児、蔦屋重三郎（１７５０～９７）は自ら出した本で筆禍に巻き込まれ、やがて幕府により処分されてしまう。大きな原因となったのが黄表紙と呼ばれるジャンルの本。何が、お上の逆鱗（げきりん）に触れたのか。先駆とされる「金々先生栄花夢（きんきんせんせいえいがのゆめ）」の刊行から今年で２５…
お江戸、黄表紙、つかの間のあだ花 幕府の逆鱗に触れた、画文一体の娯楽本
読み続けます
江戸中期の出版界の風雲児、蔦屋重三郎（１７５０～９７）は自ら出した本で筆禍に巻き込まれ、やがて幕府により処分されてしまう。大きな原因となったのが黄表紙と呼ばれるジャンルの本。何が、お上の逆鱗（げきりん）に触れたのか。先駆とされる「金々先生栄花夢（きんきんせんせいえいがのゆめ）」の刊行から今年で２５…